当社の双子TikToker『ツインズひなひま』が25年春にアニメ化決定!
株式会社KaKa Creation(東京都目黒区、代表取締役CEO:竹原康友)は株式会社フロンティアワークス(東京都豊島区、代表取締役社長:辻政英)とともに、当社のIPである双子TikToker「ツインズひなひま」がアニメ化することをお知らせいたします。公開は2025年春頃を予定しております。公開に先立ち、キービジュアルとティザームービーを公開しました。
■アニメ「ツインズひなひま」について
当社が展開するTikTokやYouTubeで活動する双子TikToker「ツインズひなひま」がアニメ化決定しました。キービジュアルとティザームービーを初公開いたします。
本作は制作の過程でAIを活用しており、スタッフは普段からNetflixオリジナルやテレビシリーズなどの作品に参加するアニメーター、美術、撮影、CGスタッフなどで構成されています。
本日公開されたティザー内では、髪をたなびかせるひまりが登場。これはAIを活用して制作されています。またキービジュアルでは、作品の重要な要素である「異変」が、AIによって表現されています。
〇ティザームービー
https://youtu.be/dOUIEFT1OLI
<「ツインズひなひま」 プロフィール>
都内の高校に通う双子の女子高生で、現在1年生。姉が白毛のひまり(妃莉)で、妹が赤髪のひなな(陽奈奈)。TikTokへの動画投稿は、身の回りで流行っているから始めた。アニメが好きなのでコスプレダンスもいつかやってみたいと思っているが、お金がなくてできてない。
TikTok:https://www.tiktok.com/@hinahimaa
YouTube:https://www.youtube.com/@hinahimaaa
X:https://twitter.com/hinahimaa
■あらすじ
バズることを夢見る双子の女子高生ひまりとひなな。ダンスを手始めに、伸びそうなネタをかたっぱしから撮影していく中で、妙な“異変”に気づいた時から、おかしな世界へ足を踏み入れていくーーー。
■当プロジェクトが最も大切にしている価値観、“サポーティブAI”という考え方について
様々な可能性と課題を生み出しつつ、急速に日常に普及してきているAI技術は、クリエイターの創作活動においても非常に身近なところまで浸透しつつあります。しかし未だクリエイターとAIの間の溝は深く、なかなか議論が成熟しないまま時間だけが経過してしまっているようにも見受けられます。
この状況を受け我々2社は、「AIはあくまでクリエイターの創作活動のための補助ツール」という考え、すなわち“サポーティブAI”の発想を基底とし、AIを使用する際の課題をクリアしながら、その性能を正しい用途で使用する形で、AI技術に向き合っていく必要性が出てきていると考えました。
クリエイターにとってのAIの有用性は、下記の2つに大別できると考えています。
1)アニメ現場における人材不足や業務時間の肥大化の原因となっている、膨大な作業を少しでも軽減させることを目標とする『効率化』
2)手書きやCGといった既存の技術では実現が難しかった『新しい表現の確立』
①本作品での具体的なAIの使用方法
本作は、従来のアニメ制作で使用するAdobe社製品やCelsys社製品に加えて、AI技術を使用して制作されております。作品本編のうち95%以上のカットは、AIでの支援による負担軽減が実施されており、一方で最終的には人の手で加筆修正を行うことで、クオリティの担保を行っております。
なお、キービジュアルは下記の方法で制作されました。
キャラクター:CLIP STUDIO PAINTでの全手書き。
背景:撮影した写真をAIでアニメ背景風に変換。その後美術スタッフによるレタッチ。
ロゴ:Adobe Illustratorでの全手書き。
特効:Adobe Photoshop、Adobe After Effectsでの処理。
②なぜわざわざAIを使うのか
AIコンテンツが量産される中、アニメ制作でAIを用いる上でもっとも重要なのは、クオリティやクリエイティブに対して真摯に向き合うことであると考え、普段からアニメ作品に携わっているスタッフたちが制作することで、そこをクリアしたAI作品を制作することを第一義としました。
アニメ制作は、複雑で多岐にわたる工程を必要とする労働集約的な作業です。この特性が、制作期間の長期化と作業負担の増大を引き起こし、若手クリエイターの参入障壁となっています。
この課題に対処するため、私たちはAI技術をアシストツールとして活用することで、作業の効率化と省力化を図り、クリエイターの労働環境を改善し、より創造的な活動に注力できる環境の構築を目指します。
今回の「ツインズひなひま」のアニメプロジェクトが皮切りとなることで、アニメ業界が直面する制作者不足の解消、生産性向上による労働環境の改善、そしてクリエイターの待遇改善という問題の解決に貢献したいと考えています。アニメが、人材不足が進む事で消滅の危機にあるという危機感のもと、AI技術の活用により、アニメ制作の未来をより明るく、持続可能なものにすることが可能だと確信しています。
詳細は以下をご覧ください。